こんにちは。暑い季節、元気に過ごせていますか?
朝起きたときからちょっとぼーっとしたり、午後になるとだるさが出てきたり。
それ、もしかしたら「熱中症」のはじまりかもしれません。
でも大丈夫。ちょっとしたことを意識するだけで、体も気持ちもぐっとラクになります。
今回は、がんばりすぎずにできる「熱中症対策」のお話をお届けします。
日々の暮らしの中で、やさしく取り入れられる方法ばかりです。
お茶でも飲みながら、ゆっくり読んでみてくださいね。
まずは知っておこう。熱中症ってどんなもの?
熱中症って聞くと、「真夏に外で倒れるようなもの」というイメージがあるかもしれません。
でも実際には、室内でも、夜でも、体調次第で誰にでも起こるものなんです。
熱中症のサイン、こんな感じです:
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なんだか頭が重い、ぼーっとする
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くらっと立ちくらみがした
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気持ち悪い、食欲が出ない
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体が熱っぽい、汗が止まらない or 出ない
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足がつる(筋肉がピクピク)
ひとつでも当てはまったら、ちょっと注意。
そのままがんばっちゃうと、どんどん悪化してしまうこともあります。
やさしい熱中症対策のコツ。がんばらなくていいんです
■ 水分は「ちょこちょこ」がコツ
のどが渇いてから飲むのではちょっと遅いかも。
朝起きたらコップ一杯のお水。お茶を飲んだら一緒にお水もちょっと。
そんな感じで「ちょこちょこ」飲むのが理想です。
冷たい飲み物が苦手なら、常温の水や麦茶でも◎
朝は白湯をゆっくり飲むのも、体がふわっと目覚めておすすめです。
💡 ポイント:1日1リットル以上を目安に。こまめに少しずつが◎
■ 塩分も少し意識してみて
たくさん汗をかくと、水分だけじゃなく塩分も失われます。
だから、暑い日は少しだけ塩分も意識してあげてください。
たとえば:
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お味噌汁を1杯
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梅干しをおにぎりに
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スポーツドリンクを適度に
無理せず、食事の中で自然にとるのが理想です。
■ 暑さを「着るものでコントロール」
涼しさは、エアコンだけじゃなく服選びでもつくれます。
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ゆったりしたトップス
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通気性のいい素材(リネン、コットンなど)
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白や淡い色は、見た目にも涼しげ
ちょっとおしゃれに気分が上がる服で、気持ちも整いますよね。
お気に入りの帽子や日傘も、夏の相棒にぴったりです。
■ おうちの中も“ちょっとした工夫”で快適に
「家の中にいるから安心」…って思ってませんか?
実は、熱中症の約4割は室内で起こっているとも言われています。
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エアコンは我慢せずに使ってOK。設定は26〜28℃くらいが目安
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扇風機と併用すると空気がよく回って快適に
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窓からの直射日光はカーテンやすだれでカット
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湿度が高いと熱がこもるので、除湿も忘れずに
「なんとなく暑いけど大丈夫かな?」と迷ったら、遠慮せずスイッチオン。
体にとっては、それがいちばんやさしい選択です。
暑さに負けないために、毎日の“リズム”を整える
■ 朝ごはんは、体を目覚めさせる魔法
夏はどうしても食欲が落ちがち。
でも、朝ごはんは熱中症予防にもとっても大事です。
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お味噌汁
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ごはんと梅干し
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フルーツヨーグルト
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トマトやきゅうりのサラダ
ちょっとしたものでOK。
食べることで内臓が動き出し、体のスイッチが入ります。
■ 睡眠も、対策のひとつなんです
寝ている間にも汗はかいています。
朝起きたときに「ぐったり」していたら、体はすでに脱水気味かも。
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寝室の温度はエアコンで25〜27℃に
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扇風機で空気をやさしく回す
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通気性のいい寝具やパジャマを選ぶ
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寝る前に水分を少しとる(ただし飲みすぎないように)
質のよい睡眠がとれるだけで、日中の体調がぐっとラクになりますよ。
■ 気温だけじゃない。“自分の気配”を感じよう
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なんとなくぼーっとする
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暑くないのに汗が出る or 出ない
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イライラしやすい
そんなときは「体ががんばってるサイン」かもしれません。
エアコンの部屋で休憩する、水を飲む、スマホを少し置いてみる。
そんな小さなケアが、あなたを守る「熱中症対策」になります。
おでかけのときに気をつけたいこと
外に出る日は、ちょっとした準備をするだけで体がとてもラクになります。
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水筒にお水や麦茶を入れて持ち歩く
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ミニ保冷剤をハンカチで包んでバッグに
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ネッククーラーや冷感タオルを首に巻く
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帽子+日傘で、日差しをダブルブロック
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無理せず、こまめに休憩を
特に日差しが強くなる11〜15時はできるだけ外出を避けるのがベター。
どうしても外に出るときは、駅ビルやカフェなど、涼める場所をあらかじめチェックしておくと安心です。
万が一のときのために。熱中症の対処法を知っておこう
もし誰かが熱中症になってしまったら、慌てず、こんな対応を。
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涼しい場所へ移動(室内 or 日陰)
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衣服をゆるめて風をあてる
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首・わき・足の付け根を冷やす
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意識があれば水分・塩分をゆっくり飲ませる
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反応がおかしい or 意識がない → すぐ救急車を!
「大丈夫?」と声をかけるだけでも、救いになります。
最後に。夏を気持ちよく過ごすために
熱中症対策って、難しいことではありません。
自分の体とちょっと仲良くなって、「今どうかな?」って声をかけてあげる。
そんな時間が、結果としてあなたを守ってくれます。
この夏、がんばりすぎず、自分にやさしく過ごしませんか?
ちょっとだるい日は休んでいい。水分をとること、食べること、眠ること。
どれも「整う、わたし」のためにできる、大切なことです。
無理せず、ゆるやかに。夏の自分と、いい距離で。